＜7月11日～14日、日本女性書画家の心龍さんご一行8人は、書聖古里の臨沂に来ていただきまして､民間文化芸術交流を始めました。中国現地の書画家の方々は、熱心に事前準備して、対応しました。短い時間でしたが、心龍さんとの交流を通して、日中友好民間関係を深めました。今回の文化芸術交流の旅は、円満に成功しました。

　11日、心龍さんご一行は、臨沂に到着しました。その夜、今回の旅をつなげる書道家の劉宗民さん、書画家の張伝森さん、マスコミ関係者の張義国さんは、日本の方々と北城新区の上海街の日本料理店一期一会にてお土産を交換し、夕食交流しました。劉宗民さんと心龍さんの作品との偶然出会いは、今回の民間文化芸術交流を発足したのです。

　心龍さんの本名は、伊藤和美で、7歳から家の近くにあるお寺の住職に従って、書道を師伝しました。16歳から、書道専門家からの教えてを受け、37歳から中国書画家の周之江先生に入門しました。歴史長く、奥深い文化を持つ中国は、日中交流の聖地と憧れられています。書聖古里の臨沂は、王羲之、顔真卿等の名家を輩出する文化名城と世に知られています。こういう背景にして、心龍さんは、今回臨沂を訪れました。12日、劉宗民さん、張伝森さん、張義国さんの案内で、心龍さんご一行は王羲之故郷を見学しました。洗硯池、晒書台、流觴亭等の名所に記念写真を撮影しました。特に、「書聖」王羲之さんの行書傑作である『蘭亭序』の巨大作品にひかれました。

　王羲之故郷付近、郷土料理を食べ、12日午後、心龍さんご一行は、臨沂市博物館を見学しました。そこで、臨沂市の歴史を感じながら、解説を聞きました。夕方、昨今書道名人の作品が集まる書道広場を見学しました。・・・つづく